それるログ

それるすしのログ。ゲームのあれそれが多い

ゲーム感想:ウィンディ×ウィンダム

熱も意図も伝わる、愛すべき失敗作。

感想の方向性:良かった

 

題名 ウィンディ×ウィンダム
販売 株式会社サクセス
発売日 2008/07/31
遊んだハード ニンテンドーDS
備考  

備考:2017年の自分が下書きだけ書いていた。

元題名は『ウィンディ×ウィンダムという、この世で二番目に優しい格ゲーの話』

 

www.suruga-ya.jp

以下、2017年の自分が書いた内容が途中までだったため、それに追記する形での投稿です。

文章がたどたどしい箇所が多数ありますが、熱心に書いた跡が見られたため投稿します。気まぐれにご覧ください。

 

 

ここからしばらくは2017年の自分が書いています

どうも、それるすしです。

皆さんはクソゲー、あるいはそれに準ずる言葉を聞いたことはありますか?

その言葉の厳密な意味は人それぞれでしょうが、一般的に『クソゲー』と呼ばれるゲームは、呼称者にとって遊ぶ価値のないゲームを指します。

 

今回紹介する『ウィンディ×ウィンダム』は、クソゲーだと呼ばれる数多のゲームの一本です。Google等により検索すれば、このゲームがいかにつまらないか、たくさんのレビューを見ることができるでしょう。しかし、それでも、私はこれまでゲームを遊んできた人生すべてを賭けて言います。このゲームは面白い。


画面の構造や、基本的な操作方法については、公式HPからスクショした以下の画像を見てもらいましょう。本作は、DSの上下2画面が繋がった戦闘フィールドになっています。
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本作の特徴は、L/Rボタンにて発動できるダッシュアクション『ウィンディ』と、必殺技『ウィンダム』の2つ。

ウィンディ!空中で十字キーを入れながらL/Rを入力することにより、その方向に高速で移動することができる(ブーストゲージを消費)。ブーストゲージは0になるとMAXまで回復するまで発動自体ができなくなるため、ブーストゲージの残量に気をつける必要がある。

ウィンダム!一般的な2D格闘ゲームにおける「必殺技」とほぼ同様。SNKのボスの技ぐらい範囲が広いため強い。

さて、本作にて挙げられる『つまらない部分』は枚挙に遑がない。よく挙げられるのは、CPUの強さがEASY/NORMAL/HARD/MANIAの四段階あるが、ウィンディすらまともに使えない(使わない?)上に弱すぎるという点だ。ボタン配置についても、十字キー上を入力するとジャンプだが、それとは別にBボタンがジャンプに割り振られているため、Bボタンの存在意義がないという点も挙げられる。また、シナリオにも低評価がついている。全体的にどういう話なのかわからない、全員が知り合いのようだが詳細がわからない、などだ。さらに、キャラクターデザインが別のゲームに類似していることも挙げられている。 さらに、ドットが手抜き、メニューが手抜き......など。要するに、本作の要素すべてがつまらないとされているのだ。


では、なぜ私が「このゲームは面白い」と言っているのか。それは、本作が「この世で二番目に格ゲー初心者に優しいゲーム」だからだ。

 

ここ以降は2021年の自分が当時のメモを見て書いています

格ゲーの難しさとはなんだろう?人によっていろいろと考えがあると思うが、自分の考える難しさとは「コマンド入力」と「CPUの強さ」にある。

1vs1の読みも難しいが、それは難しくて当然なのでそこまで気にならない。システムは複雑じゃないほうが覚えやすくて嬉しいが、複雑だとしても、なぜ複雑なのかちゃんとわかる作りのことのほうが多いので、そこまで気にならない(このゲームは○○が強いので代わりに××がある、スト2との差別化で△△がある、など)。

ただ、コマンド入力に関してはどうしようもなく覚えるしかないのが苦手なのだ。キャラによって違うコマンドは複雑怪奇、入力もシビアなものが多いためなかなか……。格ゲーは避けているつもりはない、のだが、コマンド入力が待っていると思うと心理的に負担になっている。

 

その点本作、コマンド入力が妙に簡単なのである!

かなりのキャラのコマンドは被りに被っており、かつ要求されるコマンドも一番難しいのが昇竜拳コマンド。自分は3DSでプレイしたのだが、コマンド自体が妙に出やすくて遊びやすい。

そしてさらに本作、コマンド入力技がそんなに強くないのである!!!
普通の格ゲーなら、まあ、欠点だが。コマンド入力ができない人にとっては天の恵み。強攻撃が十分強いので、無理にコマンド入力を練習しなくても(CPU相手なら)十分戦えるのだ!ここまで快適な格ゲーは遊んだことがない!

言うまでもないが、普通の格闘ゲームを期待して買うと欠点として挙げられる部分なので要注意。

 

また先ほど挙げた「CPUの強さ」も本作は達成している。

CPUが滅茶苦茶に弱いので、素人でも勝てる!!!

このCPU、自分が実際に遊び進めた感じだと以下のような強さだった。

EASY→格ゲーの基本操作を覚えれば倒せる

NORMAL→ちょっと強くなった。コマンド技で飛び道具を出したくなる

HARD→さらにちょっと強くなった。コマンド技、だいぶ出したい(=流石に少しだけ練習したくなる)

MANIA→そこまで変化が感じられないが、最強難易度なのでうまくなった感だけは味わえる

 

……つまりこのCPU、素人でもなんとなく強くなれた感が出てくるぐらいの強さなのだ。

格ゲーをやってる人としてはこんなもん弱すぎて話にならん、だろう。だが全然格ゲーができない人にとっては、ぬるいぬるいと言われているゲームでも「最高難易度まで届ける」は、それだけでかなり嬉しいのだ。

ついでにこのゲーム、強攻撃を連打するだけで十分MANIAでもやっていける。これを理解した途端に底が浅くなるが、初心者なのに縛りプレイを始められるのも「圧勝できちゃってるポイント」が稼げて気分だけはいい感じになれる。

言うまでもないが、普通の格闘ゲームを期待して買うと欠点として挙げられる部分なので要注意。

 

まとめるとこのゲーム、

当時の自分は「素人でも最高難易度突破して調子に乗れるぐらいには遊べる格ゲー」として評価していいんじゃない?と主張したかったらしい。

ここから2017年の自分は「でもそれより遊びやすいのってスマブラだよね」みたいな話に繋げる予定だったらしいが、どう見ても繋がらないのでここで終わりとさせて頂きます。

 

4年間かけた駄文を読んでくれてありがとう。